会員ニュースレターで今回の金融危機に関するコメントの寄稿を読んで、
長期投資&分散投資をしてきたことへの反省と疑問が述べられていた。
個人的には長期投資&分散投資で、特に代表的に勧められている投資信託にはネガティブな意見を言ってきたので、私の周りにはトラブルは起こっていない。
しかし、他の独立FPのまわりは、逆風が冷たいことは想像できる。
で、どうすればいいか?
元々私は反対意見だったので、簡単に長期投資$分散投資を否定できるが、
既に資産をそこにつぎ込んでしまっている一般の人にもしどうしたらいいか聞かれたら、
また、その寄稿への意見として述べるとしたら・・・・。
立場が異なる質問への答えは異なるものの、事の本質は同じだ。
「一般的アドバイスを鵜呑みにしてしまっている思考」
この構造を壊せるかどうかだ。
投資という野生の世界ですべてを他人にゆだねてしまう感覚が根本原因だ。
「本当にそうだろうか?」という単純な疑問を持ち、自分で情報を取っていけるか?
そこには情報を取りに行くエネルギーが必要であり、相反する意見やデータから自分で判断、考える、そして決断という作業・エネルギーが必要である。
ここでまた、「こうしましょう」というアドバイスを受けて、それに従ってしまってはダメなのだ。
「これからどうすればいいのか?」
ということを考えるときに、
考えるべきは暴落した金融資産、相場のことだけを考えればいいのではない。
むしろ、既に手遅れとなった金融資産よりも、次に来る嵐からの防衛を考えるべきだ。
と言いたい。
次に来る嵐とは、
今回、長期投資&分散投資で打ちのめされた人たちが同様に優等生的に「一般的常識を鵜呑みにしている」問題。
年金、社会保障、税金・・・。
そもそもそこまで考えられるようになったら、「で、どうすればいいのか?」と、質問することはなくなるだろう。
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