2009/09/11

2012年12月21日に何が起こるのか?

[2012年12月21日に何が起こるのか?]



手に取ったとき、最近の本と違い、結構厚くて読み応えがありそうな本だと思った。
2008年7月なので、割と最近だ。

目次も7ページもあり、これから読む世界へ期待させてくるワードがみっしりだった。

その目次の前に、フォントの大きな文字で短い文章が1ページごと、つづられていて、それだけでも結構「へ~」としみじみさせる内容だった。

しかし、本文はそのパターンとは違っていた。

物語調で始まり、著者の調査日記的記録なのかなと思われた。
ところが、パート3で、話が2011年以降のことになり、2012年12月21日のその日で本の本文が完結。

フィクション?

正直、どう取り扱っていいのか、消化不良な気分になった。

しかし、表紙裏に書かれている浅川嘉富氏のコメントを見ると、著者パトリシア・マーシアは実際にクリスタル・スカルをマヤ新患の老婆から託された人とある。
まったくの作り話ではなさそうだ。「聖なる~」の本と似ているところがある。が、確かに、作り話なら淡々すぎるだろう。


後ろについている付録は実際の予言に関する一部であったり、マヤの最近の動向であったり、マヤカレンダーの仕組みであったりと、内容は価値が高いと思う。
アメリカ先住民の予言集とマヤカレンダーのページは、これだけでこの本を持っておく価値があるものだと思う。

一番後ろにある淺川氏の監訳者あとがきが一番よかった。
その中でも、ドンが2012年12月21日は必ずその日かどうか、不確かな見方をしているという情報。
これぞ生情報であり、ちょっと残念だけれども、2012年12月21日について近視眼的にならなくてよくなる。

マヤ暦の2012年12月21日に関しては、その日にアセンションするとか、地球に大変化が起こるとかという説と、その日に何か特別のことがあるのではなく、大きな流れの中で変化していくだけだという説との本があるが、ドン氏の話の様子だと、その2012年12月21日冬至のかどうかはともかく、マヤ暦を正しくカウントすることができればその日が示す、具体的な「その日」に起こるようだ。だから、その前に3日間の暗黒の日があるというのも肯定した見方ということだ。

そちらの方が、そのときが来たらはっきりするからその方がいいなと思う。

日本語訳ではなく、原本にはパトリシア・マーシアの序文やあとがきがついているのかもしれない。
それを読むとこの本文の見方がもう少しはっきりするのかも。

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