2009/09/14

ソース マイク・マグナマス著 概要

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。




「自分の個性を生かした生き方をしたい」
「自分が生きていることの本質へと近づきたい」
・・・・
これらの質問にパワフルに、きわめてシンプルに答えられる。


これは「ソース」の冒頭、はじめにの前のページ。
本田健がお勧めしていた「わくわくの源泉をみつけて人生が送れる本」だ。源という意味でのソース(source)。

「はじめに」の文章に内容が凝縮されていて、ここだけ読んでも脳に刺激がある。

の本が紹介する考え方は、一般の社会通念とはまったく異なる革命的なものです。あなたの生き方を根本から変えてしまう力があり、あなたを自分の人生の「本当の」主人公にします。幸福への道がぐっと近づきます。というより、幸福への道が、生来の好奇心や興味、生きる意欲と同じくらい身近なものになります。
 生き甲斐は何かと尋ねられると、ほとんどの人が「わからない」と答えます。・・・・


ソースはその人の本質へと導いてくれます。秘密を解く鍵となる一連の質問に答えることを通して、人は心の奥深くに潜む欲求に気づき、そうした欲求をすべて満たす方向へ人生を変えていきます。

「あなたがどんな採用や技術を持っているかは関係ない」
「物事を達成するのにヤル気を起こす必要はない」
「能力があるかどうかは成功に関係ない」
「決断を先に延ばしてグズグズするのはよいことだ」



「あなたの夢はすべてかなえられる」
このすべてというのは、ばくぜんと何でもということではなく、読んでいくとわかるが、「優先順位を付けなくて良い」という意味だ。

「目標を達成することよりも目標に向かっていることのほうがはるかに大切だ」
これはわたしもまったく同感。達成されてしまう目標を持つと、その後が続かなくなってしまう。まさしく「方向性」が欲しいと思っている。

「心の底から欲しいものがある場合、それが自分の本当の望みだと確信できて、朝から晩までそのことばかり考えているとしたら、それは必ず手に入れられる」
過去の経験からして、私もそう思う。

著者は、わくわくの源を追求しない生き方は、本人だけでなく社会も損失をこうむっていると言う。「この代償はとても大きい」と。
言われてみればそうかもしれません。ほとんどの人が仕事を自分らしい生き方や働く喜びとかけ離れた「生活のためという鎖」でつながれた現代版奴隷のごとく働いているこの社会、考えただけでマイナスのエネルギーが日本全体、もしかしたら地球全体を覆っているようなことを想像してしまう。

本当の自分を見つけたいなら、自分のワクワク、子供のような好奇心を追いかけていけばよいのです。こうした生まれながらの興味や好奇心を軸にして生き方を設計していくと、自分のソースにたどり着きます。・・・理性や左脳の理論では説明できないような結論がそこから生まれる

ソースを発見した人は、自分の情熱や生き方と関係ない仕事をしなくなります。
振り返ってみると、昔、私は仕事もその他生活すべて、そのように生きていたときがあったことを思い出した。それが「好奇心」で横道にそれたまま、はじめは小さな距離がどんどん元の道との距離が開いてぜんぜん違うところに行ってしまった感じだ。だから、このソースの著者の言うことも理解できる。どうやって戻ればいいんだろう。

現代は、人々が人生の深い意味を求め、自分らしい生き方を探し、意義ある生活を望んでいる時代です。本来の私たちは、生きる意欲やバイタリティ、創造への欲求を生まれながらにして持っているのですから、それを取り戻すことが何より大切です。自分がしたくないことのために無理をするのはやめましょう。中途半端な人生を受け入れる必要はありません。毎日あくせく働いた代償として、途方もない疲労感にさいなまれる生活はもうやめましょう。自分の無力さを感じながら、ただただ我慢するだけの生活をつづける必要はありません。自分の心を満足させてくれない仕事や生活を選んで、苦しみ続ける必要はないのです。・・・

リーマンショックの後の大不況で数ヶ月前は派遣切りや自殺者の話題でそんなこと言っていられないと思う人たちがたくさにそうな今日この頃、現在の状況とまったくかけ離れたことを言っているようにも思えるが、だからこそ、それぞれが人生を考え直してみる時代なのではないだろうか。
振り子は片方に大きくふれるとその後反対側に大きく振れるという。時代とか社会の話だ。
物はたくさんあり、コンビニでもスーパーでも食料は大量廃棄、農家も豊作だと大量廃棄、効率化、機械化で仕事は少なくなり労働力はあまっている今、お金だって地球規模で見れば行くあてを探して投機マネーが暴れている。生活のためにみんながみんなやりたくない仕事で人生の時間のほとんどを取られる状況はつじつまが合わないではないか。本来なら、物も食べ物も時間もゆとりある生活ができるはずだ。政権交代とかアセンションとか、とにかく大きな変わり目の今、振り子は反対に振れる可能性は大いにあると思う。

ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
まだ「はじめに」の部分で、長くなったので続きはあとで。

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